シンボル考察《聖戦旗》
どうも。つみれです。
シンボル考察の第2回です。とりあえずはシンボル考察→考察したシンボルのデッキ紹介の流れで行くことにしました。シンボル考察は以下の通り
1.シンボルの特徴
2.シンボルの筆頭ないしよく見る主人公
3.シンボル内で強力なカード
4.まとめ
というわけで今回のシンボル考察は…
聖戦旗(黄色) 黄色い文字は白背景だと見にくいですね。
聖戦旗は原作でいう『聖戦の系譜』『トラキア776』がこのシンボルにあたります。親世代、子世代の2世代に渡る物語で、サイファでも親子揃って活躍してます。ただ、この2作品についてはあんまし知識がないので作品について語るのはこんなもんです。
1.シンボルの特徴
そもそも、ファイアーエムブレムサイファって絆で戦うカードゲームなんですよね。
絆は他のゲームでいうところのマナとかストックとかに近いもので、ようはカードのコストですね。ユニットを出撃させる時も絆の枚数を参照しますし、効果を使う時のコストに使いますね。ただ、絆に置いたカードは回収が難しいのはもちろん、裏返した絆を表にするのも難しいです。そのため、絆を扱うときは慎重になる必要があるのですが、この聖戦旗というシンボルは絆に置いたカードを回収する、使ったコストを回復させる、絆を増やすということに長けてるシンボルなのです。そんなシンボルが弱いわけないよなあ!?
では早速、カードを紹介していきましょう。
《神血を宿す乙女 ディアドラ》
まずは絆を増やすカードの紹介。《ディアドラ》はその代表的なカードでしょうか。【光と闇の鼓動】の効果で、山札の上から1枚を絆に置くことができるというとてもシンプルなカードです。まあ、これだけ聞くと他のカードゲームでもあるか…くらいなんですけど、この後紹介する【BS】というスキルが色々悪さします。とりあえずはこんな感じにサクッと絆が増せるシンボルなんだなと思ってください。
《ブレイブ・プリンセス ナンナ》
《ナンナ》はBS(ボンドスキル)というスキルで回収することができます。【BS】とは絆にある場合もしくは置かれたときに発動するスキルのことです。聖戦旗はこのBSをうまく利用することで試合を有利に進めることができるシンボルになってます。
例えば、《ディアドラ》の効果で山札の上からこの《ナンナ》が置かれた場合、BSが発動します。回収するカードは裏向きのカードでも大丈夫です。
《救国済民の勇王子 リーフ》
《リーフ》は自分の絆が8枚以上ある時に絆のカードを回収できます。絆8枚なんてそんなすぐ貯まらないでしょ…と思ってしまいますが、聖戦旗は先程紹介した《ディアドラ》などのカードで絆を伸ばすことができます。(上のナンナはそのカードのうちの1枚)
ようはこれ、絆を増やしてそのまま回収して…っていうことができちゃうんですよね。裏向きにしたカードを回収すれば事実上のコスト回復のようなものですし、ハンドも減らねえしでそれだけでも結構やばいです。やばいわよ!
《光の救世主 セリス》
《セリス》はBS【光の印】の効果で裏向きの絆を表にすることができます。ただし、スキルの効果でこのカードを置く必要があります。ようは絆フェイズに置くだけでは意味がないんですよね。
え?じゃあ《ディアドラ》とかの効果で置かれることをお祈りしないといけないの?なにそれ、不確定すぎない?って思うかもしれないんですけど…
手札からも退避エリアからも置けますけど〜??
はい、そうなんです。置けちゃうんです。置けてしまうんです。なぜなんです?だから強いんです。というわけで、そんな一例を紹介。
《グランベルの皇女 ユリア》
《ユリア》は出撃時に【運命の少女】の効果で手札のカードを絆に置き、その後表向きの絆のカード退避エリアに置きます。手札にあるBSを置くことでそのまま効果使用まで可能です。《セリス》を置けば、絆を回復できるし、《ナンナ》を置けば絆の枚数こそ減りますが、絆のカードを回収できます。この時、《ユリア》のCC(クラスチェンジ)先を回収してそのままCCなんて芸当もできるわけですね。
《精霊の森の少女 ディアドラ》
《ディアドラ》は出撃したときに退避エリアからカードを1枚選んで絆に置き、その後表向きの絆のカードを退避エリアに置きます。退避エリアに落ちてしまったBSを拾って使うことができるカードで、退避が十分貯まっている状態であれば最初から最後まで活躍ができる潤滑油的なカードです。
とこんな感じに山札以外からもカードを絆に置くことができます。
これらのカードを駆使しして上手に絆をいじくりまわすことで、手札を整えたり、絆エリアを綺麗にしていくのが基本的な考えになるでしょうか。その後、整えた状況から強力なユニットを何体も出撃させたり、強力な効果をいくつも使用して勝ちまで持っていくのがこの聖戦旗というシンボルになっています。このゲームの謳い文句である絆で戦うということを体現しているシンボルと言っても過言ではないでしょう。
2.シンボルでよく見る主人公
前回同様主観での話にはなりますが、シンボルでよく使われているであろう主人公の紹介です。
・《リーフ》主人公
聖戦旗といえば《リーフ》なしでは語れんでしょう。5/4《未来の賢王》は【トラキアを統べる者】の効果によるユニットの出撃と、BS【王子の帰還】による絆入れ替えが特徴的です。【王子の帰還】を使い手札の5/4《セリス》を置いて絆回復はよく見る光景。また、5/4を絆に埋めておくことで、フィニッシュ時にBSを使い手札に回収、そのまま【トラキアを統べる者】のコストとして使用し大量展開なんてこともできます。絆入れ替えもでき、主人公としても自己完結している強力なカードです。
4/3《救国済民の勇王子》は5/4までの繋ぎくらいに見えるかもしれませんが、4/3のままで十分に強いです。なんなら、5/4にCCしない方がいい場面も沢山あります。
【父なる勇騎の血】の効果によるユニットの出撃と【統国の志士たち】による絆回収が優秀で、絆から回収、そのまま出撃もできるし、絆のBS持ちを回収して【王子の帰還】でもう一度使いたいBSを使うなんてこともできます。この時、5/4《リーフ》が手札に加わってるので、必殺・神速札を1枚回収してることになりますね。また【母なる光姫の剣】により射程も伸ばせるので後衛から殴るもよし、相手の後衛を潰すもよしで小回りが効きます。
とにかくこの主人公は絆さえ貯めることができればリソース合戦で基本負けません。《リーフ》相手に中途半端な長期戦を仕掛けることはそのまま敗北に繋がります。
・《セリス》主人公
こちらもまた聖戦旗といえばのカード。
《光の救世主》の方は上でも説明したように【光の印】での絆回復が強いのはもちろん、【輝けるティルファング】と【最後の聖戦】この2つも優秀なスキルです。特に【最後の聖戦】は手札の《セリス》を退避エリアに置くことで絆エリアから裏表関係なく好きな枚数手札にカードを加えることができます。盤面に出てるユニットの必殺、神速札を一気に抱えることができるので、詰め切る盤面で使っても引きこもる盤面で使ってもどちらの用途でも優秀です。
《神々の血を引く聖王》はノーコストで味方1体の戦闘力を+10できる【聖天のティルファング】がシンプルで使いやすいのはもちろんですが【真の聖戦】による絆回復と【聖王降臨〜新たなる歴史のはじまり〜】による特殊勝利が特徴的なカードです。
【真の聖戦】はターンに1回ではありますが聖戦旗キャラが出撃するだけという簡単な条件で絆を回復できます。他のカードを駆使することで裏の絆をどんどん表にすることができます。
【聖王降臨】は相手ターンの終了時に相手のオーブがなければコストを支払うことで勝利することができる効果です。《マルス》の【制圧】に比べると条件が厳しいようですが、主人公で使用することで《セリス》が効果で撃破されることがなくなるので、狙うのであれば主人公として使いたいです。
・《シグルド》主人公
聖戦といったらこのキャラですね。
4/3《気高き理想の下に》は【語り継がれし勇者】の効果でシンボル関係なく絆からキャラを出せるので、単色で構築するというよりは混色で使いたいです。
5/4《聖義を伝えし騎士》はCC時に絆を増やせる【未来に繋ぐ絆】も大概やばいですが、とにかくやばいのが【光神のティルファング】です。
(聖戦にとっては)お手軽な条件で味方の戦闘力を相手ターン終了時まで+30できるとかいう能力です。しかも、条件を満たせば何度でも使えるようになるというやばさ。正気か?
主人公でこっちを軸にするとなるとそう何度も使える能力ではないものの強力な効果です。
3.シンボル内で強力なカード
ここでは聖戦旗を構築するときまたは対面したときに頭に入れておきたいカードを紹介。なのですが、上で紹介したカードもめちゃくちゃ強いので覚えてください。覚えてください
その他にも代表的なカードもありますので何枚か紹介します。
《獅子王女 ラケシス》
BS【勇姫の説得】がとにかく強いです。聖戦旗のリソースが枯れない要因の1枚です。このカードをうまく使い回すことで手札3枚を維持して立ち回ることができます。また、盤面での【愛は血と共に】と【怒れる大地の剣】も優秀な効果なので手札に余裕があるときには出撃させて強力なアタッカーとして扱うことができます。ちなみにドロー効果は他のシンボルでも使えるので他シンボルに出張しても強いカードです。
《聖者の裔たる光女 ユリア》
【聖騎士に捧げる詩】で一気に絆を入れ替えつつBSの発動も狙えるカードです。また、この時3枚は絆エリアにカードが置かれるので自身の【暗黒を灼く竜光】の効果で戦闘力が+30され強力なアタッカーになります。絆をいじればいじるほど戦闘力が伸びるので相手の大型アタッカーを必殺抜きで倒すこともできます。
《雷神と呼ばれし少女 イシュタル》
後1枚どうしようかなと悩んだんですけど、せっかくなので原作で敵として出てきたキャラも紹介しようかなと。実際このカードも強いので。
聖戦旗は自分の絆を利用することに長けてるシンボルですが、一部のカードは相手の絆に干渉することができます。この《イシュタル》がその1枚です。
【雷魔法トールハンマー】は手札のイシュタルを退避エリアに置くことで相手の絆を2枚まで裏向きにし、その後裏向きの絆1枚につき自身の戦闘力を+10します。特に混色構築のデッキにはよく刺さります。まあ、混色関係なしに2枚も裏にされるのはきついですが…
【闇に捧ぐ愛】は相手の絆が全て裏になっていれば1ドローができる効果。上の効果と相性がいいです。
少し尖った構築にはなりますがこういったカードを採用することで、相手の絆を裏にしつつ、こっちは絆を回復させたり、増やしたりできるというのも聖戦旗ならではでしょう。
4.まとめ
絆エリアをうまく扱いながら紡いだ絆で勝利へと繋げるのがこの聖戦旗というシンボルです。
ですが、中途半端に絆をいじるだけではその強さを発揮することはできないので、他のシンボルに比べて使いこなすのが難しい印象です。どうしても絆を使い回すシンボルなので、慣れるまでは自分のターンで考えることが多いと思います。また、強いカードのネームが他のシンボルに比べて固まってるという印象もあるのでそこもまた難しいところではありますね。
ただ、他のシンボルに比べて絆を気軽に使えるのでコストを使った思い切った行動もできますし、絆が増えるということはそれだけユニットを出撃できるので豪快な試合展開を作ることが可能です。
以上が自分なりの聖戦旗の紹介になります。サイファの中で1番対面してきたシンボルなのもあり、書こうと思えばまだまだ書けますが、それはまたデッキ紹介のときにでも。
ここまで読んでいただきありがとうございました。また、次回もだらだらっとお付き合いください。それでは!
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